高気密・高断熱・外断熱 セキホーム

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住宅あるある

雪と火災に強い家づくりのポイント | セキホームの雪と火災への対策も紹介

この記事では雪と火災に強い家づくりについて詳しく説明しています。予測せず起きる災害に対して、家族の安全を確保できるマイホームを建てるためにはどのような対策をしておけばよいでしょうか。今回は雪と火災にスポットを当てて、災害に強い家づくりのポイントをご紹介します。

みなさん、こんにちは。 富山の注文住宅メーカー セキホームの多賀です。

 

外観、間取り、生活動線…理想の暮らしやマイホームについて考える時間は何より楽しいものです。昨今は地震や豪雨などさまざまな災害が発生していることから、災害に強い家を建てたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

 

防災を意識した家づくりは、家族の安全な暮らしと生活に直結しています。「災害に強い家とはどんな家なのか」「災害に強い家を建てるためには何が必要なのか」について、知っておくことは大切なことですよね。

 

今回は災害の中でも「雪」「火災」をテーマに取り上げてみました。それぞれの観点から家づくりにおける対策や備えについて説明していきます。

 

防災を意識した家づくりの重要性

富山県は台風や豪雨、地震などの災害が少ない地域と言われていますが、将来の災害の発生を予測するのは難しいものです。

防災を意識した家づくりをしておくことで、被害を最小限に抑えることができ、普段の生活を早く取り戻すことができます。

耐震性のある構造や基礎づくり、耐火性のある建材の使用など、災害に強い家の特徴を備えておけば、日常の暮らしにも安心感をもたらします。

 

長く快適に暮らせる住まいをつくるうえで、起こり得る災害に備え、被害を抑えるための対策を施すことは欠かせないことです。セキホームでは法律で定められた基準をクリアするのはもちろんのこと、さまざまな観点からの工夫も取り入れて、災害に強い家づくりを実現しています。

 

雪に強い家の構造と材料選び

冬に雪が降る富山では、住まいにも適切な雪対策が必要です。雪に強い家の構造や建材選びについて説明します。

 

雪に強い家づくりのポイント

雪が多く降る地域の住まいは、雪の重みに耐えるための耐荷重設計が必須です。雪が降らない地域での家づくりよりも構造や材料を強化して設計します。

 

屋根に傾斜をつけて、屋根に積もった雪を自然に滑り落とすような設計が多くとられています。

雪の落下対策も必要です。雪が落ちるスペースを確保するとともに、屋根に雪止めを設置することで周囲への雪の落下をコントロールします。雪止めには、雪の重みで軒先や雨樋などの部材が破損することを防ぎ、屋根自体を守るという役割もあります。

 

雪対策だけでなく、冬場の厳しい寒さにも備えたいものです。壁や屋根からの外気の入り込みをシャットアウトする高気密・高断熱住宅であることに加えて、窓サッシも断熱性を考慮して選ぶことが重要です。

 

雪に対するセキホームの工夫

セキホームでは、冬の積雪に備えて、冬も安心して過ごせる家づくりを展開しています。

 

・4寸柱を採用

構造材である柱には4寸柱(12cm x 12cm)を使用しています。

積雪の心配がない地域で3寸柱(9cm x 9cm)が使われる一方、富山をはじめとする雪国ではより太くて強い4寸柱が使われてきましたが、近年の北陸では3.5寸柱(10.5cm x 10.5cm)が主流になっています。

セキホームは家を支える柱の太さ、強さを重要視して4寸柱を維持。雪の重みに対する構造的な強度を保っています。

 

・屋根の強度を高める

屋根垂木(たるき)とは、勾配にしたがって、縦に向けて取り付けられている角材のこと。勾配のある屋根には必ず設置されている、屋根を支えるための重要なパーツです。

垂木を設置する間隔(ピッチ)を狭くするほど支えるポイントが増えるため、強度が高まります。住宅では、45.5cmピッチが一般的ですが、セキホームでは30.3cmピッチで垂木を設置。軒の出(長さ)が90cm以上の場合には、さらに間垂木(まだるき)を入れて15cmピッチにして強度を高めています。積雪により屋根が傷んだり、変形したりすることを防ぎ、たとえ大雪が降っても危険を冒して雪下ろしをする必要もありません。

 

・雪止めを設置

屋根には雪止めを設置して、積もった雪が一度に落下することがないようにしています。

北陸の水分を含んだ雪は重たいため、事故を防ぐためにも人や車、車庫などへの落雪は避けなければなりません。また、隣家の敷地に落下して迷惑がかからないよう、雪はすべて自分の家の敷地内に落ちるように屋根の形や勾配を工夫して設計しています。

 

火災に強い家づくりと火災に対する備え

万一の火災から命や財産を守ることのできる家づくりをするためには、どのような対策が必要なのでしょうか。火災に強い家づくりの要素について説明します。

 

火災に強い家の重要ポイント

マイホーム新築のため土地を探していると、「防火地域」や「準防火地域」という言葉を耳にすることがあると思います。

これらは火災の危険を防ぐため法律によって定められた地域であり、建物を建てる際には、万一火災が起きても被害が抑えられるように、高い防火性能が求められ、構造や使うべき建材などが法的に決められています。

 

例えば「準防火地域」に家を建てる場合は、以下のような措置が必要になります。

 

・隣家などからのもらい火を避ける

周囲からのもらい火を避けるため、外壁、屋根、柱などの主要構造部、扉やドア、窓などの開口部には防火対策を施す必要があります。

特に外壁には、不燃または準不燃材料として認定されている窯業系サイディングをはじめとする防火性の高い材質の使用が求められます。ガルバリウム鋼板は使用が限定される場合があります。

サッシは網入りガラスをはじめとする遮炎性のある防火窓か、防火シャッター付きにする必要があります。

 

 

・避難の安全を確保する

給排気口や外の換気フードなどには遮断(防火)ダンパーを設置して、空調ダクトを通じて煙が侵入したり、延焼したりするのを防ぎ、人命と建物を守ります。

 

・屋根などの不燃性を高める

屋根の軒裏や破風(はふ)、鼻隠し、玄関ポーチの天井には不燃材料を使用するほか、火に強い石膏ボードを打ってからガルバリウムを張るなどの方法で不燃性を高めます。

上裏(屋根の裏側)に使用するスラグ石膏板も通常の6mmから8mm以上の厚みにするか12mmのケイカル板など防火構造を取れる材料に変える必要があります。

 

・他の部屋への延焼を遅らせる

煙や火の通り道となる可能性のある床や天井、壁の内部やすき間は、ファイアーストップという施工を施し遮断。他の部屋や住宅全体へ燃え広がることを遅らせます。

 

「省令準耐火構造」とは

住宅金融支援機構が定める「省令準耐火構造」は、建築基準法で定める「準耐火構造」と同等の耐火性能を有する構造のこと。セキホームでも施工実績があります。

「準耐火構造」と同様に、火災が起きても延焼しにくい構造により、火災の被害を最小限に抑えることができ、火災保険料が安くなるメリットもあります。

ただし、「耐火構造」、「準耐火構造」と同様に、不燃材料や構造上の要件を満たすため、その分のコストがかかる場合があることに注意が必要です。

 

火災に対するセキホームの工夫

セキホームの家づくりでは、火災対策や備えとしてさまざまな工夫を取り入れています。

 

・難燃性の断熱材を使用

断熱材の素材として使われているウレタンは一般的に燃えやすいと認識されていますが、セキホームでは難燃性と自己消火性のある断熱材(「サーマックスRW」)を使用。外断熱工法であっても外壁に窯業系サイディングを組み合わせることで、「準防火地域」等の規制をクリアし、家を建てることができます。

 

・オール電化を推奨

キッチンを火元とする火災を防ぐ対策として、直火にこだわりのない方には安全性の高いオール電化をおすすめしています。

電気系統やコンセントも安全性に配慮し、完了検査等でしっかりチェックしておりますので、漏電等の問題なく、安心してお使いいただけます。

 

・石膏ボード

天井や壁の下地として使用する石膏ボードは、石膏そのものが20%ほどの結晶水を含む性質であることから燃えにくく、耐火性の高い材料です。

セキホームでは、高い耐火性能にホルムアルデヒドを吸収分解する性能を付加した「ハイクリンボード」を標準仕様としています。

 

まとめ

今回は、災害に強い家づくりについて、雪や火災に焦点を当ててご紹介しました。

 

マイホームを建てる際、災害対策や備えが重要とわかっていても、あらゆる災害に対して知識を持ち、すべてに備えていくことに難しさを感じる方もいるかもしれません。まず、マイホームを建てる場所や周囲の環境を考慮して、必要と思われるポイントから押さえてみてはいかがでしょうか。

災害に強い家を建てることは将来への備えになるだけでなく、日々の暮らしにも安心感をもたらします。

 

災害に強い構造や設計、建材などの専門的な技術や知識については、セキホームにお任せください。お一人おひとりのご希望に寄り添いご説明しながら、ご家族皆様が安全に暮らせる快適な住まいづくりを全力でサポートいたします。

 

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この記事を書いた人

多賀 篤志

趣味は映画鑑賞とジムでのトレーニングです。誠意を持って家づくりをサポートします!
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2023.11.01

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