田んぼや畑に家を建てる!計画前に確認すべき4つのポイントとは?

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セキホームは、富山県で「明るく開放的で高性能な住まい」を提供する注文住宅メーカーです。
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目次
みなさん、こんにちは。富山の注文住宅メーカー セキホームの前田です。
「親が持っている田んぼや畑を利用して、家を建てたい!」
「田んぼや畑が余っているから、子どもにその土地を譲りたい!」
こんな思いを持たれている方は多いのではないでしょうか?特に富山県は使われていない田んぼや畑も多いですよね。
しかし、田んぼや畑に家を建てるためには「確認しなければならない4つのポイント」があります。
この確認をせずに計画を進めてしまうと、後々お家を建てる際に非常にややこしくなってしまいます……
今回は、田んぼや畑に家を建てる際のポイントを丁寧にご紹介します。
田んぼに建てても大丈夫?

かつて田んぼだった土地に家を建てることに、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、正しい知識と準備をしておけば、田んぼ跡地でも安心して家づくりを進めることができます。ここでは、田んぼに家を建てる際のメリット・デメリットや費用感についてわかりやすく解説します。
田んぼ跡地に家を建てるメリット
田んぼ跡地に家を建てることには、実は多くのメリットもあります。
・土地価格が比較的安く、広い敷地を確保しやすい
都市部に比べて価格が抑えられており、庭や駐車場などをゆったりと確保しやすくなります。
・自然豊かな環境で、のびのびと暮らせる
田園風景に囲まれた立地は、静かで落ち着いた暮らしを希望される方や、子育て世代にも人気です。
・日当たりや風通しが良好
周囲に高い建物が少ないため、採光や通風に優れた快適な住環境がつくれます。
田んぼ跡地に家を建てるデメリット
一方で、田んぼ跡地には一般的な宅地とは異なる特性もあり、以下の点に注意が必要です。
・地盤が軟らかく、追加の工事が必要になる場合がある
田んぼ跡地は湿気を含みやすく、軟弱な地盤であることが多いため、造成工事/地盤調査/地盤改良が必要になるケースがあります。
・防湿/通気への配慮が求められる
湿気による影響を抑えるためには、床下換気や防湿シートなどの設計対策が必要です。
・インフラが整っていない可能性がある
上下水道や電気などのインフラが未整備な土地では、別途引き込み工事が必要になることもあります。
とはいえ、こうしたデメリットは適切な調査と施工によって十分に解消できます。 実際にセキホームでは、田んぼ跡地に50棟以上の住宅を建ててきましたが、地盤トラブルは一度も発生していません。信頼できる専門業者による造成工事に加え、工事前には必ず自社で地盤の確認を行っているため、安心してお任せいただけます。
費用相場
田んぼ跡地に家を建てる際は、土地の特性に応じた対策を行うことで、安全で快適な住まいを実現できます。そのために必要となる工事や手続きには、以下のような費用が発生することがあります。
・造成(埋め立て)工事費用:土地の状態により変動
・地盤調査/地盤改良費用:30〜150万円程度
・インフラ整備費(上下水・電気など):50〜200万円程度
・農地転用などの申請費:10〜20万円
これらを含め、全体としては100〜300万円程度の費用を想定しておくと安心です。
ただし、田んぼ跡地は一般的に土地価格が抑えられているため、土地代とのバランスによってはトータルコストが抑えられるケースも多くあります。
一見すると工程が多く感じられるかもしれませんが、適切な準備と専門家のサポートによって、安心して家づくりを進められます。
確認すべき4つのポイント
それでは、田んぼや畑に家を建てるために「確認すべき4つのポイント」を順番にご紹介します。
こちらを読めば、やるべきことが明確になりますよ!
宅地転用の確認
まず、土地には地目というものが存在します。
地目とは土地の用途による区分のことで、登記事項にその土地の地目が記されています。田んぼに家を建てるためには農地(農作を目的とする)として登録されている土地を宅地(住宅を建てることを目的とする)として登録し直す必要があります。
このことを「農地転用」と言います。
基本的には地元の農業委員会へ申請を行い、許可の対象となる農地であれば、提出後1〜2ヶ月で許可が得られます。農地の種類によっても申請内容が異なり、どの程度の時間がかかるのかもまちまちです。
農業振興地域内の農地であれば、農振除外という手続きが必要になるので半年〜1年以上かかることもあります。また、富山県内では富山市・射水市・高岡市エリアにある市街化区域内であれば農地を転用する際の許可は不要で、届出を出すだけで許可が得られる場合もあります。
また、市街化調整区域に指定される前から所有していた土地で、その親族が利用する場合かつ周囲に50戸以上の建物がある場合には、特別に家を建てることが許可される制度もありますので、注意が必要です。とにかく細かな調査が多いので、申請は行政書士の方と行うのが得策です。
インフラ整備の確認
続いてはインフラ整備です。
周囲に家が建っていない場所には水道、排水経路、電気などのインフラが整っていないことがほとんどです。これらの設備が引き込み可能かどうかは、市町村役場で事前に確認する必要があります。
電気の引き込み工事は電力会社の負担で引いてくれる可能性もあります。
お近くの電力会社に問い合わせて下さい。
また上下水道の引き込み工事では数十万〜百万円ほどの費用が発生する場合があります。
予め工事業者に見積もりをとって、費用感を把握しておくのが得策です!
ローンの確認
住宅ローンをご利用される場合には、この土地は銀行が融資をしてくれる土地かどうかを事前に確認する必要があります。※市街化調整区域などは、思ったように融資を受けられない場合もあるります。敷地の内容が分かる資料を持ち、融資を受けようとしている銀行で確認しましょう。
住宅ローンの審査の際、銀行はその不動産が担保としての価値があるかを判断するので、農地転用する土地は慎重に扱われることが多いです。しかし、大きく宅地開発された地域の農地であれば、宅地として価値のある担保と考えてもらえるので、審査も通りやすいと言われています。
※市街化調整区域…開発行為・都市施設の整備は原則として行われず、新たに建築物を建てたりすることを極力抑える地域。
接道義務の確認

次に建築基準法の接道義務は果たせるかを確認してください。
建築基準法では住宅を建築する場合、幅4m以上の公道に2m以上敷地が直接、接していなければなりません。
つまり、道路から家の敷地へ他人の土地を通らずに進入できなければならないのです。こちらの条件を満たせないと、所有地であろうと住宅の建築が難しくなります。
まとめ
今回は、田んぼや畑に家を建てる前に確認したい4つのポイントをご紹介しました。田んぼ跡地は一般的な宅地とは異なる注意点がいくつかありますが、自然豊かな暮らしや広い敷地など魅力もたくさんあります。法令や手続きが複雑で「どこから手を付ければいいのか分からない……」とお悩みになるお客様も多いのが実情です。
セキホームでは、行政書士/司法書士/家屋調査士と連携し、農地転用に必要な手続きから書類の書き方までフルサポート。土地選びから家づくりまでトータルでお手伝いいたします。些細なご質問でもお一人で悩まず、「田んぼに家を建てられるのか?」と気になる方は、ぜひ一度セキホームまでご相談ください。
経験豊富なスタッフが、安心の家づくりを全力でサポートいたします。

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